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過去問演習(平成24年 事例Ⅲ)

今日の過去問演習は、平成24年 事例Ⅲです。

私の解答

第1問
成長要因は、加工工程の見直し、加工技術の向上や販売品目を絞り、少品種多量生産体制をつくることで高い生産性を保有するという強みを構築したためである。

要因は、①加工工程の見直し、加工技術の向上で生産性改善②少品種多量生産体制構築で生産性向上③X社以外の食品スーパーへの販売数量を増加④外食チェーンからの受注でX社依存から脱却、などである。

参考:ふぞろい流ベスト答案(書籍:ふぞろいな答案分析2より)

第2問
課題は、製品毎の在庫量を適正化することである。改善策は、①生産計画を月初と月末2回で計画し、精度を高める、②設備機器の清掃、洗浄、消毒の作業をマニュアル化し、段取り時間の均一化を図る、③製品ごとに需要予測に基づいたロットサイズに変更することで在庫水準の適正化を図ることである。

課題は、①多品種少量生産を考慮したロットサイズ見直し②欠品による受注機会の損失を防ぐ③段取り作業の担当者ごとのバラツキを抑える、である。改善策は、①製品ごとに販売数量を考慮しロットサイズを最適化②生産計画立案を週次毎に短サイクル化③洗浄作業等を標準化し段取り作業を短縮、である。

参考:ふぞろい流ベスト答案(書籍:ふぞろいな答案分析2より)

第3問
(設問1)
対応は、①事前加工ノウハウを蓄積する為、Y社から事前加工の技術教育を受ける、②個体管理を行う為の管理体制の構築と管理マニュアル作成、③メニュー品目毎に生産体制を構築し、少品種多量生産による生産性の向上を図り、前日発想、翌日発想に対応する。

対応は、①牛肉のスライス、味付け、野菜のカットなど盛りつけ前までの事前加工を行う工程を新設②国産牛使用のため個体管理を導入③前日発注、翌日全店直接配送を行う体制を整備、などの生産体制を構築し、品質・コストの安定化を図ることである。

参考:ふぞろい流ベスト答案(書籍:ふぞろいな答案分析2より)

(設問2)
情報は、①事前加工を行うための主力メニューのレシピ情報、②個体管理を行うためのロット番号、③見込み生産による生産リードタイム短縮のための需要予測情報である。

必要な情報は、①事前加工に必要な味付けや盛り付け情報②全店直接配送に必要な配送先や配送時間の情報③トレーサビリティに必要な国産牛の個体管理情報④受注見通し情報⑤材料の在庫情報、などである。

参考:ふぞろい流ベスト答案(書籍:ふぞろいな答案分析2より)

第4問
収益性を高めるためには、C社の強みである高い生産性を活かすため、少品種多量生産である食品スーパーの販売に経営資源を投入し、販売先の拡大を目指すべきである。

提案は、①段取り作業を標準化してマニュアル化し全社共有により作業時間を短縮し人件費を削減する②ロットサイズの適正化により在庫を最適化し原材料費を削減する③顧客ニーズを踏まえた新製品を開発して高付加価値化する④販路開拓による新規顧客獲得で販売数量を増加させる、などで収益性を高める。

参考:ふぞろい流ベスト答案(書籍:ふぞろいな答案分析2より)

自己採点

ふぞろいな答案分析をもとに、キーワードを加点していく方式で採点。

第1問
4点

第2問
17点

第3問
(設問1)
13点

(設問2)
10点

第4問
4点

合計48点

反省点

第1問
生産面、営業面という切り口で多面的な回答にすべきだった。

第3問
(設問1)
あまり根拠の無い回答は書かないようにするべき。
例:少品種多量生産による生産性向上
⇒セントラルキッチン機能が少品種多量生産かどうかは、与件ではわからない。

第4問
収益性向上の観点は、
人件費削減、原材料費削減、売上拡大の3つの観点で回答を構成するべきだった。
※時間が足りず、苦し紛れの回答になった。⇒回答プロセスの確立が必要。

最後に

事例Ⅲはやっぱり難しいです。。
与件との対応付けに時間がかかったり、根拠のない回答を書いてしまったり、まだまだ課題が多いです。
重要なのは、シンプルに与件に沿った回答を心がけるべきだと思いました。

それでは!

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