過去問演習(平成22年 事例Ⅰ)
今日は、平成22年 事例Ⅰを解きました。
自分の解答や自己採点、反省点などを
アウトプットとしてこのブログに残していこうと思います。
(※自己採点は、ふぞろいな答案分析のキーワード配点を参考にしました。キーワードさえ入っていれば加点しているので相当甘い採点です。。)
私の解答
第1問
(設問1)
理由は、①従来の取引ではオーナー同士のつながりを重視した人情での取引がおおかったため、②相場の状況を把握し、買い取りと売るタイミングを重視すればビジネスが安定したためである。
(設問2)
変化は、①顧客の価格志向が強くなり、ドライなビジネスが増えたこと、②配送頻度や便宜性などの要求が増えたこと、③大手商社が物流機能を充実させ、末端顧客までネットーワークを強化し市場に参入してきたこと。
第2問
(設問1)
目的は、経営困難な有力店を救済するためである。効果として、①物流拠点の効率化により、取引先の要求に対応できる点、②末端顧客にも利益をもたらすことで関係性が強化され、大手商社の参入に対抗できる点である。
(設問2)
メリットは、①事業ノウハウを一から蓄積する必要がない点、②従業員達の一体感を維持できる点。デメリットは、買収先の組織的な変革やイノベーションが発生しにくい点である。
第3問
メリットは、若手社員のモチベーション向上により、社員のスキル、積極性が向上し、組織の活性化が図られる。デメリットは、個人主義が助長されることでこれまでの家族主義的な組織風土がなくなる恐れがある。
第4問
食品原材料以外の商材に手を延ばすべきではない。理由は、これまで蓄積してきた事業ノウハウや取引先が使えず、シナジー効果を生みにくい為である。それよりも仕入ルートの強みを活かし自社加工の強化に専念すべき。
自己採点
第1問
(設問1)
5点
(設問2)
10点
第2問
(設問1)
15点
(設問2)
7点
第3問
10点
第4問
11点
合計58点
反省点
第1問
(設問1)
・与件文を抜き出すことばかりが頭にあり、文章のつながりがわかりにくかった。
・設問文にある、過去に成功してきた事業展開の中という制約条件をしっかりと意識して解答を組み立てるべきだった。
(設問2)
・設問要求にある「商品特性を踏まえて」という条件を完全に見落としていた。。
第2問
(設問1)
・目的は、2次問屋の廃業により物流ネットワークが崩壊して商圏の維持が困難になることまで深掘りすべきだった。
(設問2)
・デメリットをもう少し知識を掘り起こして記載できるようになること。
⇒組織文化の違いによる弊害、雇用条件の違いによる弊害など。
第3問
・家族主義的な風土が崩壊することで、どうなるのか?まで踏み込んで解答すべきだった。(組織効率が低下するなど)
第4問
・最後に無理やり自社加工に専念することを盛り込んで文章が中途半端に終わってしまった。文章構成をもっとシンプルにして簡潔に書く。
最後に
今回の教訓。
・組織・人事に関する知識の再整理
・設問要求はしっかりと把握。とくに制約条件などを見落とさないように!
・文章を書く前に、きちんと構成を考えること。
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