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過去問演習(平成23年 事例Ⅲ)

今日の過去問演習は、平成23年事例Ⅲです。

私の解答

第1問
(a)
外部の専門家による技術指導により、高い塗装技術レベルを保有している点。
(b)
営業先はX社が主体的に決めており、カタログ中心の製品紹介を行っている点。

(a)
一貫生産体制を有し、専門家指導や継続改善により、顧客が満足する塗装技術を有する事。
(b)
安定的なOEM事業に依存せず、自社ブランド規格品事業を独自展開する柔軟な対応力。

参考:ふぞろい流ベスト答案(書籍:ふぞろいな答案分析2より)

第2問
対応策は、①生産計画の立案を月末の1回から、中旬、月末の2回に分けて行い、計画精度を高める、②外注加工品の発注業務を営業部から他の部門へ移管し、外注加工品の納期管理を徹底することで、組立工程の生産計画変更をなくすことである。

具体的対応策は①設計要因の業務量が多く、外注加工品の納期管理が不十分な為、一部業務を製造部へ移管、営業部内で専任、等により業務量を分散化し、適切な納期管理を行う②生産計画の立案に必要な情報が届くのが遅く、上旬分の生産計画が仮計画である為、納品計画等の情報が届いた時点で早期に共有し、納期遅れを防ぎ、生産計画の精度を向上させ、納期に対する顧客満足度を上げる。

参考:ふぞろい流ベスト答案(書籍:ふぞろいな答案分析2より)

第3問
(設問1)
カタログを用いた規格品の製品紹介という営業から顧客の要望を聞き出し、オフィス空間全体をトータルで提案する提案型の営業スタイルに変えるべきである。

C社は既存のカタログ規格品の販売営業から顧客のオフィス空間をトータルで提案して供給するニーズに応え、特注品を提案する営業スタイルに変更するべきである。

参考:ふぞろい流ベスト答案(書籍:ふぞろいな答案分析2より)

(設問2)
設計面の課題は、オフィス空間全体を設計できる人材の確保と設計力の強化である。生産面の課題は、特注品の生産ノウハウ蓄積と生産リードタイムの短縮である。

設計面の課題は、負荷の大きい設計要員の業務停滞を解消し、設計力を強化することである。生産面の課題は、部品の種類削減や納期の順守により、規格品の見込生産と特注品の受注生産の両生産体制を構築することである。
参考:ふぞろい流ベスト答案(書籍:ふぞろいな答案分析2より)

第4問
メリットは、①設計図の共有化により、設計の効率化が図れる、②設計要員の負荷軽減、③NC化されている切断加工機および曲げ加工機の作業効率化、それに伴う生産リードタイムの圧縮である。

メリットは①設計データの再利用により、設計要員の負荷が下がり、納期管理の改善と設計業務が効率化し、特注品設計業務への対応ができる②部品の共通化により、発注、管理コストの削減ができる③CAD/CAMとNC加工機の連携により、データ入力作業が不要となり、リードタイムが短縮される、ことである。
参考:ふぞろい流ベスト答案(書籍:ふぞろいな答案分析2より)

自己採点

ふぞろいな答案分析をもとに、キーワードを加点していく方式で採点。

第1問
10点

第2問
8点

第3問
(設問1)
10点

(設問2)
10点

第4問
8点

合計:46点

反省点

第1問
(b)営業面の特徴をしっかりとSWOT分析による強みを分析できていない。
⇒OEM事業に依存せず、自社ブランドを展開した柔軟な対応力 など。

第2問
字数が多いので、しっかりと原因、対策、効果で文章を組み立てるべきだった。

第3問
生産面の課題の抽出ができていない。
第10段落(最後の段落)で部品の種類が多い点が明記されている。また、特注品の個別生産と規格品のロット生産の混合生産体制という観点に気づけないといけなかった。

第4問
第3問での課題がCAD・CAM対応により解決できることを明記すべきだった。(設問間の関連を意識)
CAD/CAMの知識を再復習する。

最後に

今回の事例Ⅲは、解答でのキーワード不足や、与件文の情報整理などに苦戦し点数がのびませんでした。
まだまだ、生産技術の知識不足などで与件文の読み取りに時間がかかっています。
しっかりと復習していこうと思います。

教訓:
・SWOT分析をしっかりと!
・設問間で一貫性のある解答を意識する。
・解答欄の長いものは、しっかりと文章構成を考える。

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